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ele-kingにYamagata Tweakster x Wedance東京公演ライブレポ

2013.1.27に新大久保Earthdomで行われたYamagata Tweakster x Wedance東京公演のライブレポートがele-kingに掲載されました!
当日の興奮が伝わってくるレポートです。ぜひ読んでみてください!(レポby 野田努氏)

http://www.ele-king.net/review/live/002713/

 

Yamagata Tweakster 『山形童子』歌詞対訳

1月末の韓国勢来日時に前野健太さんとYamagata Tweaksterの対談が決まりました!2/13発売のTV Bros誌に掲載されます。ユニークな歌詞を書く二人が歌詞を切り口にして語り合う対談となる予定です。乞うご期待!

 

そこで、Yamagata Tweaksterの日本編集盤『山形童子』(2012.12.21発売)に収録されている曲の歌詞対訳を以下に一部ご紹介します。ブックレットにも記載されています。対訳:ウ・ヒテック氏。ブックレットにはこれ以外のインスト曲についても本人の解説が記載されています。ぜひ手に取ってみてください!(CD infoはこちら)

 

『My Sublime Onanie  僕の崇高な自慰行為』

家に引きこもり
部屋に引きこもり
僕は胸が苦しい
息ができず息苦しい
いつも引きこもり
空腹にお酒を飲み
お餅がむせて
ウルウルした目の涙を拭いて
僕の崇高な 自慰行為 自慰行為
僕の崇高な 自慰行為 自慰行為
抑圧されてる僕達の力をあわせて、あわせて
懲らしめて、懲らしめて、懲らしめてやろう

 

(『障害者差別撤廃闘争に連帯するライブをしたことからインスピレーションを得て作った曲。障害者の性欲を崇高な自慰行為で解消することについて歌ってみました。』)

 

 

『Pureless Politics  純粋無垢王貞治』

(貞治政治貞治政治)
私は今までとても純真なふりをして来まして
私は今までとても純粋なふりをしました

戦争を好みました
暴力をかばいまして

 

私は今までとても純真なふりをして来まして
私は今までとても純粋なふりをしました

戦争をかばいまして
暴力を愛好しました

 

私は今までとても純真なふりをして来まして
私は今までとても純粋なふりをしました

戦争を愛しまして
暴力に憧れました

 

私はこうやって生きていいのでしょうか?いけないのでしょうか?(いけないのでしょうか?)
いいのでしょうか?いけないのでしょうか?(いけないのでしょうか?)
みなさんー、私はこうやって生きてもいいのでしょうか?
いけないのでしょうか?

 

訳注)ハングルでは「政治」と王「貞治」は同じく「ジョンチ」と発音される。

 

(『現在の政治勢力と暴力と戦争が結託していることを批判する歌です。』)

 

 

『From Today I am a Zzapagetti Chef  今日から僕もチャパゲッティ料理人』

今日から僕も(私も)
チャパゲッティ料理人(料理人)

 

僕は今日から
チャパゲッティ
料理人だと
誇らしげに僕の
友達に言いまくってみたかった
しかしできなかった
勇気がなかった

 

(勇気はなかったよ 鍋だけがあったよ
だからチャパゲッティをゆでているのさ)

 

買い物に行ってきて気持ちいい
お母さんにお使い行かされて
お父さんが仕事から帰ってきたら
それからテレビを観ると
買い物に行ってきて気持ちいい
お母さんにお使い行かされて
お父さんが仕事から帰ってきたら
それからは何て?
チャパゲッティ茹でる〜

 

(さあ、チャパゲッティ麺、投入
野菜スープ、投入
粉末スープ、投入
最後に
油性スープ、投入)

 

* Repeat
(『韓国人は80年代以来、チャジャンミョン(韓国のジャージャー麺)とスパゲッティを掛け合わせたチャパゲッティを日常的に食べています。カルグクス(うど ん)専門店トゥリバンが撤去の危機に瀕した際、調理道具はすべて強制撤去されました。唯一残された鍋とバーナーで、ライブの最後にみんなで何かを食べると いうのはどうだろうと思いました。私が自信を持ってライブ中に調理できるのはチャパゲッティしかありませんでした。チャパゲッティと、日曜日にチャパゲッティしか作れないという無力に近い父親の料理の腕前をペーソスで和えました。』)

 

『NamYeo7Se BooDongSanSe  男女七歳不動産税』

Tonight I don’t wanna cry
Tonight I don’t wanna smile
Just you and just me
Love each other
Love each other tonight

男女七歳不動産税

 

(『儒教の教え、「男女七歳不同席」の「不同席」を「不動産税」に置き換えた。現代の韓国人は金と不動産に目がくらんでいるから。
こ れはハンガリーのエレクトロニック・ミュージシャン、yonderboiに影響を受けて作った歌です。大人世代の儒教的な教えと全世代に見られるどん欲さ が共存する韓国社会をタイトルの中で風刺しながら、ひんやりとした東欧風のダンス・ミュージックに仕立ててみました。』)

 

『Chapssal Song  もち米ソング』

白ご飯 米のご飯 チャーハン
白ご飯 米のご飯 チャーハン
白ご飯 米のご飯 チャーハン
白ご飯 米のご飯 チャーハン
玄米 有機農 玄米
黒米 有機農 黒米
黒豆 枝豆
美味しくできたもち米ソング

 

もち米 もち米 もち米ソング
もち米 もち米 もち米ソング

 

もち米 もち米 もち米ソング
もち米 もち米 もち米ソング
もち米 もち米 もち米ソング
もち米 もち米 もち米ソング
I wanna more,
I wanna more,
I wanna more
sticky rice

 

みなさんは今お家で
どんな米を食べていますか?
みなさんは今お家で
どんな話をしていますか?

 

(『私の家族は生協で食材を買っています。ある日、生協からパンフレットが届き、パンフレットに記載されている黒米、玄米、黒豆、オーガニックなものが突然パッと目に飛び込んできました。米をテーマに歌ってみたかったので、もち米の歌が誕生しました。もち米のようにお互いにもちもちとした(仲の良い)暮らしをし たいと願っています。』)

 

『SNS (Sun Nature Society) (For Japanese Anti Nuclear Power Movement)  SNS (Sun Nature Society) (日本の反原子力運動のために)』

みんなが望む世界
みんなが住みたい世界
核のない世界
太陽と風の世界

 

みんなが望む世界
みんなが住みたい世界
核のない世界
核のない世界

 

みんなが望む世界
みんなが住みたい世界
核のない世界
太陽と風の国へ

 

Say Good Bye to Bye Bye Bye to
僕達の原子力お父さん
僕達の原子力お母さん
Say Good Bye to Bye Bye Bye to
都市は欲のるつぼ
都市は欲望のわな

 

(『脱原発の集会で、デモ行進中に演奏することを目的に作った歌です。今回、日本版アルバムが発表されるにあたり、日本の反核・脱原発運動に使ってもらえたらと思い、追加しました。』)

 

『Don Ta Ryeong  お金音頭』

お金の話じゃなくて、お金の話じゃなくて
そんな話、そんな話

寒い冬の日
あなたと会えたら
お金の話じゃなくて
ふたり同士、理解できる
そんなお話、
臆病だから
お金を持って
行こうとして
愛していますか
僕の両目を見て
話して見てください

 

寒い冬の日
あなたと会えたら
胸は震えて来て
寒さに震えて来て
今、僕の頭は
おかしいみたいです

 

(『タリョン(打令)は民俗芸能ハンソリのジャンルの一つ。ドンは韓国語で「お金」の意。結婚してから、妻とは愛より金のことで喧嘩をすることが多くなっていま す。お金のことではなく、お互いを理解することができるような話をしてみましょう、と妻が私に言ったこともあります。だから妻は私よりはるかに良い人で す。私はある意味、感情が干からびた人間になっていました。』)

 

 

Yamagata Tweakster x Wedance Japan Tour 2013 特設ページアップ!

Yamagata Tweakster × Wedance Japan Tour flyer

日本盤CDのリリースを記念して2013年1月に来日するYamagata TweaksterとWedanceのツアー特設ページをアップしました!

ツアー詳細や各界(?)の方からのコメント、動画などを紹介しています。チェックしてみてください!→こちら

 

 

Yamagata Tweakster、”My Sublime Onanie” PV

 

Yamagata Tweakster “My Sublime Onanie” (=『僕の崇高な自慰行為』)のPVです。
この曲は障害者差別撤廃闘争に連帯するライブをしたことにインスピレーションを得て作った曲らしいです。「障害者の性欲を崇高な自慰行為で解消することについて歌ってみました」とのこと。音とダンスからはちょっと想像がつきませんが、実は社会問題に対する意識がとても高い人なんです。

この曲も収録されたYamagata Tweakster日本編集盤は2012.12.21発売です!歌詞対訳もつきます。詳細はこちらから!

 

Dick El Demasiado新譜(LP)、韓国Yamagata Tweaksterリリース情報!

Cover of Dick El Demasiado "Celulitis Popular"

デジタル・クンビアのゴッドファーザー、Dick El Demasiadoの輸入盤(LP。全世界で限定200枚)と、韓国インディーズ界の重要人物、エレクトロニック・アーティストのYamagata Tweaksterの日本編集盤がリリースされます!

Dick El Demasiado “Celulitis Popular”の詳細は上のジャケ写をクリック!

 

Yamagata Tweaksterの日本編集盤”山形童子”は2012.12.21にリリース。こちらも詳細は以下のジャケ写をクリック!(2013年1月末に来日ツアーも!詳細はこちら

Yamagata Tweakster album cover photo

 

 

Yamagata Tweakster ”山形童子”

Yamagata Tweakster album cover photo

“山形童子” Yamagata Tweakster
Subtitle: “A Man Who Has Never Been There, Yamagata” Yamagata Tweakster

UTKT005 / CD / 2012.12.21 release / 2,365 yen (tax incl.)
解説:清水博之 (ライター・雨乃日珈琲店代表(在ソウル))  歌詞対訳つき

 

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韓国インディーズシーンの重要人物、Yamagata Tweakster、
日本編集盤(限定盤)と来日ツアーで日本初上陸!
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「すばらしいアーティストに出会えた。僕が感じる韓国の情感をすべて体現してくれているように思えた。アリランもポンチャックもKALAもYoonkeeも。怪しくときにほんわかとグルーヴする未体験コリアンチルウェイブ!!」  Oorutaichi

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80年代のシンセ・サウンドを彷彿とさせる極上のダンス・チューンと、時にユーモラスなサウンドで唯一無二の才能を発揮する韓国インディーズシーンの重要人物、Yamagata Tweakster。曲タイトルにも風刺と言葉遊びが満載。ライブのない日は装飾を施したリアカー(Groove Guruma)でCDや本を売り歩いているという、活動すべてがユニークなアーティスト!過去2枚のアルバムと1枚のコンピの収録曲+日本用の新曲(M10)から選りすぐりの11曲を集めた日本編集盤!数量限定の限定盤です。ダンスをフィーチャーした衝撃的なパフォーマンスが必見の来日ツアーも1月に決定!ツアー詳細はこちら! (アルバムタイトルは本人のアイデアによるもの)
 

Track list

1. Mokpo (木浦)

2. My Sublime Onanie (僕の崇高な自慰行為)

3. Pureless Politics (純粋無垢王貞治)

4. Somewhere Underground Tonight

5. Megalopolis

6. From Today I am a Zzapageti Chef (今日から僕もチャパゲッティ料理人)

7. Nam Yeo7Se BooDongSanSe (男女七歳不動産税)

8. Chapssal Song (もち米ソング)

9. Shanghai Expo-Zation (上海Expo-Zation)

10. SNS (Sun Nature Society) (For Japanese Anti Nuclear Power Movement)
SNS (Sun Nature Society) (日本の反原子力運動のために)

11. Don Ta Ryeong (お金音頭)

 

<Yamagata Tweaksterプロフィール>
Yamagata Tweakster

ソウル在住のHahn Vadによる一人ユニット。2003年以来「ソウルの下北沢」、ホンデの音楽シーンでAmature Amplifier (アマチュア増幅器)として弾き語りの活動をしていたHahn Vadが2005年にmacと出会い、garage bandでダンス・ミュージックを作り始めたことで生まれたYamagata Tweakster (名前の由来は山形国際ドキュメンタリー映画祭のファンだから。ただし山形に行ったことはない)。2008年からYamagata Tweaksterの音源制作に専念 (ライブではAmature Amplifier Only For Amature Amplifierとしてトクマルシューゴなどの前座を務めている)。単に踊るための音楽ではなく、労働者階級の人々の日常生活の断片をハウスビートに合わせたダンスに昇華させるパフォーマンスに重点を置く。2011年にアルバム『Won VVool』、2012年に『Mokpoidong』を自主制作・発売。ライブのない日はGroove Gurumaという、装飾を施したリアカーでCDや本を売る活動を行っている。たまに3歳の長男を背負って路上ライブもしている。影響を受けたアーティストはPet Shop Boys、Strangelove (ブリストル)、Fishmans、韓国のKangbyeongcheol and Samtaegiなど。

Yamagata Tweakster official site / Hahn Vad official site

Groove Guruma

Groove Guruma

 

“My Sublime Onanie (僕の崇高な自慰行為)”のPV