韓国サイケデリック・フォークの若き旗手、フェギドン・タンピョンソンが初来日します!
東京2 days +α の今回のツアーでは、同じく韓国から来日するブルースシンガーとドラムのデュオ(ハ・ホンジン&キム・ガンジ)や鈴木常吉、ケバブジョンソンとの一夜のほか、なんと七尾旅人とのツーマンも実現!
今年7月にはソウルで日本のフォークシンガー、枡本航太とも競演。
鬼気迫る歌声と激情・叙情あふれる歌に圧倒されてください。
*1stアルバム『百年』のカセットテープ(日本語対訳、ダウンロードコードつき)を会場限定で販売します!(ダウンロードはフェギドン・タンピョンソンのbandcampページの右側にある「Redeem download codes here」から)
フェギドン・タンピョンソン本人からのメッセージも届きました!
“こんにちは。はじめまして。タンピョンソンです。私は韓国で活動しているフォークミュージシャンです。韓国の古いサイケデリックロック、サイケデリックポップ(例えば、 シン・ジュン・ヒョン(Shin Jung-hyeon)、キム・ジョンミ(Kim Jung-mi))と80年代の韓国のフォークミュージック、また、私が今まで生きてきて聞いてきた多くの音楽たち、experimental、new – wave(of NYC)、 MPB、アートポップ、アバンギャルドメタルなどから影響を受けたフォーク音楽を演奏しています。何よりも、[今の韓国の音楽]です。
私は初めての日本ツアーに多くの期待をしています。私はミュージシャンでもあるが、一方で韓国の若いアクティビストでもあります(韓国アンダーグラウンドミュージシャンの連合体: [自立音楽生産組合]の運営委員)。日本の状況を共有して私も韓国の状況を共有したいと思います。それがインディーズでも、アンダーグラウンドでも、社会でも、何でも。ただし、日本語は全くできないが、英語が可能!個人的には、日本の音楽やアニメのファンでもある。めちゃくちゃな話でも分かち合うのがいいんじゃない?
韓国の音楽を紹介したいと思います。日本の音楽を聞きたいです。韓国と日本のアンダーグラウンドをつなぎたいと思います。もうすぐ会いましょう。私はドキドキしています!”
(フェギドン・タンピョンソン来日によせて)
“その土地の民にしか生み出せない血の通った音楽を聴きたい。
韓国であらば、いわば「グローカルなディープコリア」を体験したい。
自分にとってタンピョンソンとの出会いは幸福だった。彼と同時代に存在できたことはおれの今世での収穫だ。
タンピョンソンの音楽は野生的で東洋のセクシーさを持っている。
西洋圏の影響もサイケデリックな韓国の古い音楽も彼の肉体をちゃんと通って出されている「 今の韓国の音楽」だ。彼は非常に東洋的(さらに言うならば東アジア、大陸的。)でありながらアジアや韓国というキーワードを超えて地球の音楽として語られるスケールと強度を持っている。
「死ぬまでキムチばかり食べて韓国のアンダーグラウンドに骨を埋める気はない。」
知られざる隣国、
韓国からやってくる
タンピョンソンという文化体験をしてくれ!”
枡本航太(ミュージシャン)
“伝統と革新、過去と未来、政治と詩情、芸術と衝動、それらが混淆して、蠢いて、えらくアツいことになってる韓国アンダーグラウンド。タンピョンソンはそのカオスなシーンのカギを握るミュージシャンのひとりである。
彼のアルバム『百年』を聴くとムタンチスのファーストを思い出す。まさにタンピョンソンはトロピカリズモ運動におけるムタンチスのような存在といえるかもしれないし、ホントはぜんぜん違うのかもしれない。なにしろ私は、ムンレドンで開催された2013年の51+フェスで彼がPAをしている姿こそ目撃したものの、生のライブをまだ体感していないからだ。それがこのたび日本でプレイしてくれるというのだから、ありがたい。
ホンデ、ハプチョン、新大久保、高円寺……etc. すべては現在進行形である。
くれぐれもお見逃しなく。”
九龍ジョー(ライター)
<ツアー詳細>
南池袋ミュージック・オルグ
OPEN: 18:30 / START: 19:00
ADV: 2,000円 / DOOR: 2,300円(ドリンク別)
with: ハ・ホンジン & キム・ガンジ(from Korea) / 鈴木常吉 / ケバブジョンソン
七針
OPEN: 19:30 / START: 20:00
八広HIGHTI
START: 18:00
予約不要
DJ: ニコール、永岡裕介、谷内栄樹、satoshi yashiro
*ツアーのアフター・パーティー的イベントです。フェギドン・
1986年ソウル生まれ。
2006年に活動を開始したサイケデリック・フォーク・ミュージシャン。
韓国の昔の歌謡曲のほか、アメリカやイギリスのインディー・ロックやアンダーグラウンド・フォークなど、数多くのジャンルの音楽から受けた影響を伝統的なフォークミュージックのフォーマットに乗せて独特なサウンドを生み出している。
音楽家としてだけでなく、アクティビストやフリーのライターとしても活動中。
2010年以来、JARIP(自立音楽生産組合)の実行委員も務める。
2012年4月に1stアルバム「백년」(A hundred years / 百年)を、2013年6月にEP「처녀」(The Virgin / 處女)を発売。
*フェギドン・タンピョンソン(回基洞短編選)の名前の由来:「回基洞」は通っていた大学の近所の地名。近所での青春に関連するショートストーリー(短編選)を音楽で表現したいと思ったから。
http://danpyunsun.tumblr.com/
<Discography>
1stアルバム「백년」(A hundred years / 百年)
2012.4.20 release in Korea
Full album streaming: https://soundcloud.com/
EP「처녀」(The Virgin / 處女)
2013.6.23 release in Korea